自動車購入の際にローン等を利用した場合、所有者は販売店もしくはローン会社の名前になっている場合があります。
車検証の所有者が廃車手続きをするご自身の名前でないと廃車手続きはできません。
ローンが残っている車の廃車手続きをする場合、一括で残ローンを完済し「所有権解除」を行うケースと、支払い完了後に廃車手続きを行うケースがあります。
まずは、車検証に記載の所有者に問い合わせ、ローン返済と廃車の意志を伝え、「所有権解除」のための必要書類を送ってもらう必要があります。
ローンを完済しない限り、所有権解除はできません。
ただ、事故等で全損もしくは動かないなどの理由で使用していない車を処分したいケースがあります。
使用していない車であっても、所有しているだけで自動車税は毎年納めなければなりません。
その場合は自動車を解体処分し「解体証明書」を入手後、陸運局にて手続きを行う事により、自動車税の支払いを止めることが可能です。
手続き後の翌月から3月までの自動車税が戻り、さらに翌年度からは自動車税の納付書が届かなくなります。
そしてローンを完済後、通常通り所有権解除後に廃車手続きを行うことが可能です。