廃車専門業者が行う廃車買取サービスは、ボロボロな車でも買い取ってくれるため、廃車を考えている人にとって嬉しいサービスといえるでしょう。しかし業者とのやり取りの中で、思わぬトラブルに発展してしまう場合もあります。そこで事前に知っておきたい、廃車買取時のトラブルを避ける方法を解説します。

廃車時のお金のトラブルを回避する方法

業者選びをする際に、とても気になるのは「買取価格はどれくらいだろう」、「手数料は？」などといった、お金に関することではないでしょうか。しかしつい流れに任せて書類にサインをしてしまうと、思わぬ事態になってしまう場合もあります。そこここでは、廃車時のお金のトラブルの例別に、回避策をご提案していきましょう。

「その金額、聞いていませんが……」という請求をされてビックリ

業者に「車を2万円で買い取ります」と話しをされていたにも関わらず、買取価格よりも高い手数料を請求されてしまったら……。事前に聞かされていない場合は、驚いてしまいますよね。そのようなトラブルに遭遇しないためには、どうすれば良いのでしょうか。

【解決策はコレ！】事前準備が大切！

廃車専門業者のホームページなどをよくチェックしておくことが大切です。ホームページの中に記載されていない場合は、電話などでしっかりと問い合わせをして、納得のいくかたちで取引きを行いましょう。

オンライン見積りと実際の価格が違う！

オンライン見積りが簡単にできる時代になり、多くの人が車の廃車査定額を気軽に知ることができるようになりました。その手軽さから、思わぬトラブルに発展してしまう場合もあります。例えば、オンラインで見積りを行ったけれど、実際の車の状態が事前情報よりもかなり悪いと判断され、買取価格を下げられてしまった……などです。

このような事態を避けるには、どうすれば良いのでしょうか

【解決策はコレ！その1】出張見積りが安心！

今の車の状態が分かる適切な画像を用意することも大事ですが、何よりもオンライン上での査定はあくまでも目安と考え、「出張見積り」で実物を確認してもらったほうがいいでしょう。高く売りたいがために修復歴などを隠すようなことはせずに、正確に伝えることも大切です。

【解決策はコレ！その2】安心できるサービスを利用する

出張見積りは本来は安心なサービスですが、場合によってはトラブルに発展してしまう場合も。出張見積りを依頼した先が一部の悪質業者だった場合、「契約するまで帰らない」などと居座りが行われる可能性もないとはいえません。

トラブルを避けるためにも、なるべく複数の人がいる時間帯に業者を呼ぶようすると安心です。またはっきりと断っても何かしら理由をつけてその場を離れない場合は、躊躇をすることはありません。警察に連絡を入れましょう。

このような悪質業者に当たってしまうことは稀です。しかしそのような可能性を少しでも軽減するためには、信頼できる業者だけが利用できる一括査定サービスを利用するのも手です。

ホームページで「利用者の声」などが確認できる場合はチェックをするとともに、ネットで口コミなどを検索しておくと、さらに安心でしょう。

では実際に、優良業者を見極めるポイントを紹介します。

【見極めポイント1】還付金の説明をしっかりしてくれる

廃車にする際には、自動車税や自動車重税、自賠責保険などの還付金が受け取れます（軽自動車は除く）。しかし業者は依頼者に対して、還付金について知らせる義務は追っていません。そのため、なかには還付金をお客様のかわりに受け取っている業者もいます。

逆に言えば、還付金に対する説明をしっかりと事前に行い、「還付金はお客様が受け取る」としている業者は、顧客の利益を優先的に考えていると言えます。お得に廃車するためにも、還付金に関する説明を事前に行ってくれる業者を選ぶといいでしょう。

ちなみにバイバイカーでは、還付金はお客様が「全額受け取れます！」

さらにお得な情報をとして廃車にするなら、11月までに廃車手続きを行うのがおすすめです。自動車税は、4月1日時点の所有者に支払い義務があります。そのため12月～翌3月は、多くの廃車買取希望者からの問い合わせが入ります。

供給過多となり廃車買取価格が下がってしまう可能性があるので、高価廃車買取を狙うなら、11月までに手続きするのがおすすめなのです。

【安心査定ポイント2】廃車になっているか、しっかりと確認できる

廃車依頼をしたつもりが、業者が廃車手続きを完了していない場合、登録上はお客様の車として扱われてしまいます。その車が知らないうちに転売されて、犯罪などに使われてしまう可能性も無いとはいえませんよね。このようなケースは、完全に悪質な業者の仕業であり、まっとうな業務を行っている廃車専門業者は、このようなことは行いません。

ただ一概に、廃車手続きをしたはずの車が公道を走っていることが「騙された」とは言えないのです。

廃車手続きには、解体処分が前提の「永久抹消登録」と、廃車手続き後に再登録をして中古車として販売も可能な「一時抹消登録」があります。この他にも、「輸出抹消仮登録」をして、海外で販売することも、正しい手続きを踏んでいれば違法ではありません。もちろんこれらの手続きを行った車は、お客様の名義ではなくなるため、お客様に迷惑のかかることは一切ありません。

廃車専門業者は、お客様からお金をもらう変わりに、このようなさまざまな正規の方法を駆使して、自社の利益を生み出しているのです。

そのため正規の方法で廃車の手続きを行っている業者ならば、きちんとどのようなカタチで廃車となるかお伝えできますし、それを証明する書類を提出することも可能です。

業者選びの際に不安を感じた場合は、その辺りもチェックしてみるといいかもしれません。

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